水筒の飲み口に口を近づけたら…臭い!
なんか洗濯物の生乾きみたいな、雑巾みたいなイヤなニオイが!
ちゃんと洗っているのに、何故!?
臭い水筒だとせっかく飲み物を持って行っても台無しですよね。
そんな訳で、今回は水筒が生臭くなる原因と洗い方をお伝えします。
水筒が臭い原因はアレだった…
水筒にはフタをコップ代わりにして飲むタイプと、そのままフタを外して口を付けて飲むタイプがありますよね。
最近は口を直接水筒に付けて飲むタイプが多いです。
そんな水筒から、ある日突然雑巾の生乾きみたいなニオイが…!
この水筒を持って外出してしまったら、その日はもうニオイから逃れられません。
水分を補給する度にプ~ンと漂う生乾き臭。
イヤですよね。
飲みたくないですよね!
そもそもコレ、何が臭ってるんだ!?
そんな訳でまずは原因を突き止めようと思います。
水筒の雑菌が臭いの原因!
あの水筒のイヤな臭い。
これは中に入れた飲み物が原因である可能性はかなり低いです。
飲み物だったらニオイだけでなく味がおかしくなったりぬめりが発生しますしね。
ではどこに水筒が生乾き臭い原因があるのかというと、フタと飲み口なんです。
水筒の本体でなく、フタと飲み口に雑菌が繁殖している事によって臭いが発生しているのです。
水筒がハイター臭くならない飲み口の消毒の仕方
雑菌が繁殖して臭くなっているなら消毒!
消毒と言えばキッチンハイターのような塩素系漂白剤!
ですが、ハイターにつけると今度は漂白剤の塩素臭がしますよね。
さすがに生臭ささは消えますが、気分が悪くなるので嫌です。
そんな訳で漂白剤で塩素臭くならない方法で消毒する方法をご紹介します。
水筒の飲み口の消毒の仕方
消毒の手順はこうです。
- フタや飲み口を外してばらす
- 一度きれいに洗う
- 消毒する
- 完全に乾燥させる
こんな感じで進めていきます。
この時、フタや飲み口、パッキンは可能な限りばらして下さい。
元に戻せなくなると困りますので、説明書があればそれを見て、可能な限りでいいのでパーツを外します。
特にパッキンは菌の温床になりがちですので、パッキンは外せるなら忘れずに外して下さい。
消毒の仕方
早速ニオイの素になっている雑菌を消毒します。
塩素系の漂白剤を使わないで消毒をするにはキッチン用の酸素系漂白剤を使います。
酸素系漂白剤は別名過酸化ナトリウムとして販売されています。
これを使えば塩素臭くならずに除菌ができます!
酸素系漂白剤での消毒の仕方はとても簡単。
30℃~50℃の温度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、そこにフタやパッキンを浸けておくだけ!
酸素系漂白剤はお湯2リットルに対して大さじ1杯の量です。
この酸素系漂白剤のお湯に一時間程つけて、その後よーくすすいで乾燥させれば完了!
最後にしっかり乾燥させて水気を取る事がポイントですよ!
酸素系漂白剤を使う時の注意点
塩素臭くならずに消毒できる酸素系漂白剤ですが、一つ注意点があります。
それは『本体も一緒に消毒するなら、絶対に本体を沈めて丸ごとつけてはいけない』という事です。
酸素系漂白剤を溶かした水に本体を沈めてしまうと、水筒の外側の塗装がボロボロにはがれてしまうのです。
なので絶対に本体は丸ごとつけ置きしないで下さい。
水筒の中に酸素系漂白剤とお湯を入れて消毒するのは問題ないですよ。
水筒の消臭は重曹でもできる!
酸素系漂白剤は家に無いけれど重曹だったらあるんだよね…という場合もありますよね。
実は、条件がありますが重曹で代用できます。
消毒が出来るかと言ったら何とも言えませんが…
雑菌を落としてニオイを取る事はできます。
重曹での水筒の臭い取りの仕方
重曹を使う時のポイントはお湯の温度です。
熱いですが、つけ置きに使うお湯は65℃以上にして下さい。
なぜかと言うと、常温では弱アルカリ性の重曹ですが、65℃以上のお湯に溶かすと強いアルカリ性になるからです。
アルカリ度を高くする事でニオイを取ります。
重曹での水筒の臭いの取り方も、熱いお湯を使うだけで酸素系漂白剤と同じです。
2リットルのお湯に大さじ2杯程入れ、そこにフタや飲み口を浸けておきます。
本体も消毒するなら丸ごと浸けないで中に重曹をお湯を入れるだけにします。
水筒の容量が500mlなら、重曹は小さじ1杯を中に入れて溶かして下さいね。
これを完全にお湯が冷めるまで浸けておけば完了です。
※火傷に注意!
■重曹を使う時の注意点
重曹で臭い取りをする時に注意しなくてはいけないのは、水筒のフタなどに耐熱性がない物は使えないという事です。
温度の高いお湯を使いますので、耐熱性がないと熱で変形してしまいます。
65℃以上に耐えられない素材なら、酸素系漂白剤を使って下さいね。
そもそもなぜ水筒のフタと飲み口が臭くなるのか?
フタと飲み口に雑菌が繁殖して臭くなってしまう原因はいくつかあります。
- 直接口に付けるので菌が付着しやすいという事。
- フタの部分はデコボコしていて洗いにくく、汚れが溜まりやすいという事。
- 溝の部分などに水分が残って生乾き状態になりやすいという事。
こうした雑菌が繁殖しやすい条件を備えている為、水筒の飲み口が臭くなりやすいんですね。
水筒の臭いを防ぐには
実際に水筒が臭くなった時は消毒しないと根本的な解決になりませんから、予防の為には定期的に酸素系漂白剤や重曹につけた方がいいです。
このように臭くならないように毎日の手入れで臭いを防ぐには、毎回パーツをばらしてきれいに洗って乾燥させる事が重要になります。
ちなみに私は毎日水筒を持って仕事に行くのですが、夜に水筒をばらして洗って、朝に完全に乾燥していない事が多々あります。
そうなるとやっぱり菌やニオイが気になりますので、飲み物を水筒に入れる前に全部サーっと水洗いして流すようにしています。
独自の対策ですが、水筒が乾かなかった時はこんなやり方もありますよ。