群馬県高崎市はパスタがソウルフード。
高崎パスタと呼ばれ『マツコの知らない世界』でも紹介されました。
しかし、高崎パスタとは何なのでしょうか?
なぜ高崎でパスタなんでしょう?
そして毎年各店がキングを目指ししのぎを削るキングオブパスタとは?
こんな疑問についてと、キングオブパスタ歴代優勝店の情報をお伝えしていこうと思います。
高崎パスタとは?
2020年12月8日放送のマツコの知らない世界でも紹介された高崎パスタ。
そもそも高崎パスタとは何なのでしょうか?
高崎のパスタと言えばそれまでですが、何か特徴があるからわざわざ『高崎パスタ』と呼ばれているはず。
まずはその特徴について見ていきましょう。
高崎パスタは大盛りがスタンダート!
高崎パスタの特徴といえば、とにかく量が多い!
他県のパスタの大盛りがフツーのサイズです。
コレがグンマのスタンダート。
中でもデカ盛りが当たり前で有名なのが『シャンゴ』というお店です。
日本の全国平均ですと、一人前のパスタが90gです。
しかし、群馬の一人前の平均は120gです。
そして『シャンゴ』に至っては一人前が150g。
このボリュームが高崎パスタ、いや群馬のパスタの最大の特徴です。
ちなみにイタリア人ですら一食のパスタの量が100gが平均的。
それを上回る量のパスタを食すのがグンマという事です。
スープパスタの発祥は高崎だった…!
今や全国でメジャーになったスープパスタ。
これも高崎が発祥の地だって知ってます?
スープパスタを考案したのは、例の群馬の老舗・シャンゴと言われています。
何でも料理に使うアサリのゆで汁を旨味がたっぷりなのに捨ててしまうのをもったいないと思い、そのゆで汁をスープとして使ったのが始まりだといいます。
そしてもう一つ、スープパスタ発祥と言われる店の名は『はらっぱ』。
はらっぱのメニューはカルボナーラなど一部をのぞいて全品スープパスタです。
赤唐辛子とにんにくのトマトソースがメインですが、クリームソースや和風パスタもあります。
スパゲティ専科はらっぱ@高崎本店
・赤唐辛子とにんにくのトマトソース
・トマトの海とチーズの大地にそそり立つ、モノリスの如き唐辛子
・どっさりニンニクのパンチが効いたスープは絶品😉
・とろとろチーズも絡むモチモチ生麺、辛さで火照るこの快感😍
・病みつき間違いなし、高崎パスタの代表格😋 pic.twitter.com/RCoC3DGG3b— 今日から群馬人 (@gunmer_man) December 7, 2020
こちらも地元を代表する人気店で、高崎市内に4店舗あります。
詳しくははらっぱホームページをチェック!
⇒http://www.harappa.co.jp/index.html
高崎パスタとは巻き心地である
巻けないなんて高崎パスタじゃない…
ペンネやラザニアなんて高崎の民はパスタと認めません。
フォークで麺を巻けるのが高崎パスタです。
しかも、その巻き心地が重要です。
フォークに軽やかに絡むように、高崎パスタは全体的に柔らかめに茹でられています。
アルデンテだと固くてはじいてしまうんですよね…
しかも柔らかめの麺だとスープにも絡む。
そんな高崎パスタでもフォークによく絡むと言われているのが、ボンジョルノのチキンカッチャジョーネ(880円)です。
このパスタはフォーク、スープとの絡みかた、そしてフォークの回転もなめらかです。
巻き心地を試してみたい人は一度試してみる甲斐があります。
チキンのカッチャジョーネ🍝
やっぱり美味い😋#ボンジョルノ#カッチャジョーネ#スパゲティ#パスタ#キングオブパスタ#高崎 pic.twitter.com/dvVduAWRA3— sleeping-Dragon 眠り製作所のリュウ (@Nemmelier_ryu) November 25, 2019
なんでもアリ!もはや何が何だかわからないのが高崎パスタ!
パスタと言えばミートソースやトマトソース、クリーム系などある程度型が決まっていますよね。
特に本格的なイタリアンだとかなり保守的です。
しかし、グンマの高崎パスタは常識を打ち破ります。
12月8日のマツコの知らない世界で紹介されたように、つけ麺パスタがあったり、お茶漬けパスタが高崎には存在します。
そしてこれを見て頂きたい。
シャンゴ風 pic.twitter.com/U7qKEEvIXu
— ウンウンオクチウム (@chinchinbone) December 6, 2020
ドカ盛りのシャンゴの看板メニュー、『シャンゴ風』です。
一見すると味噌カツ丼にしか見えません。
しかし、パスタなのです。
これはスパゲティにトンカツを乗せて、ミートソースをかけたメニューです。
味噌ダレではありません。
一度食べるとやみつきになり、定期的に体が求めてしまうと言われています。
シャンゴについて詳しくは店舗ホームページをご覧ください。
⇒群馬の老舗イタリアン シャンゴ https://shango.co.jp/
そしてシャンゴ風ほどのインパクトはありませんが、こんなハンバーグ丼みたいなパスタもあります。
↑こちらはガーデンパーティさんの2020年キングオブパスタ参加の品です。
まだまだ!
↑こちらは炭火焼ワインバル Lom(ロム)さんです
ハンバーグ オン スパゲッティ。
こんな感じのパスタが高崎のスタンダートになりつつあります。
・住 所 〒370-0841 高崎市栄町15-15 NOAマンション1-A
・電話番号 027-329-6755
・営業時間 11時30分~15時、18時~24時
・定休日 不定休
・住 所 〒370-0826 群馬県高崎市連雀町4-4
・電話番号 027-377-6940
・営業時間 11時~14時、17時~24時
・定休日 毎週日曜日
他、マツコの知らない世界で紹介されたつけ麺風やお茶漬け風パスタ、更にはとろろみたいな白いパスタについてはこちらで紹介していますよ。

キングオブパスタと歴代優勝店について
高崎市では毎年『キング オブ パスタ』というパスタの王者を決めるイベントが行われます。
このキングオブパスタは2009年から開催され、今年2020年は12回目となります。
エントリーした参加店はオリジナルのパスタメニューを創作し、それを食した一般のお客様による投票で優勝者が決まります。
ここで優勝したお店は、年間の売上額が1,000万円ほどアップするとか…
まさにパスタ店の登竜門とも言えるイベントです。
まずは最新2020年 第12回キングオブパスタ優勝のお店とメニューを紹介します。
restaurant café CARO(レストラン カフェ カーロ)
2020年 第12回キングオブパスタの優勝はカーロさんでした!
過去にも2014年第6回の時にも優勝していて、2回目の優勝です!
おめでとうございます!
今回優勝を果たしたメニューは『赤城鶏の鶏ハムとほんのり山葵のクリームソース(税込1,290円)』です。
しっとり仕上げた赤城鶏の鶏ハムを、少しアクセントのある刻みわさびと、出汁の効いた鶏のブロードで、濃厚かつさわやかなソースに仕上げてた一品です。
アボカドのフリットも添えられています。
カーロさんは高崎駅近くのカジュアルなイタリアン。
地元食材を使った地産地消の料理を提供するのがモットーのお店です。
・住 所 〒370-0826 群馬県高崎市連雀町25 寿ビル1F
・電話番号 027-326-8688
・営業時間 11時30分~14時30分、17時30分~AM3時
・定休日 火曜日
CARO ホームページ ⇒ https://www.restaurant-cafe-caro.com/
次に、過去の歴代の優勝店をご紹介したいと思います。
バンビーナ
バンビーナはキングオブパスタで過去3回優勝している常連店です。
現在は高崎市内に3店舗ありますが、元々は市内の屋台村出身のお店です。
そこからキングオブパスタで優勝し、着々と実力と人気をつけてきました。
番組でも言われていましたが、まさに高崎パスタドリームを体現したお店です。
3店舗ありますので、店舗情報はホームページをどうぞ。
バンビーナHP ⇒ https://bam-bina.com/
ボンジョルノ
キングオブパスタ過去2回優勝の店。
こちらは高崎市内に4店舗と、前橋市に1店舗あります。
ベスピオというメニューがありますが、これは辛口の魚介のパスタです。
ナポリのヴェスピオ火山の事だろうな…
ボンジョルノさんもシャンゴさん同様コスパがよく、パスタは690円~1,180円で食べられます。
ボンジョルノHP ⇒ http://www.buongiorno1982.com/index.html
シャンゴ
歴代優勝回数2回のシャンゴ。
ご紹介している通り、デカ盛りがスタンダートなお店です。
そして先に紹介したように『シャンゴ風』という独自路線を突っ走るメニューがあります。
店舗は高崎市内に3店舗、前橋市に3店舗(1店舗は2020年12月時点改装中)、伊勢崎市に2店舗あります。
シャンゴHP ⇒ https://shango.co.jp/
ラビッシュ
2015年 第7回キングオブパスタ優勝店。
オムライスで有名な洋食屋さんです。
実は、マツコの知らない世界で紹介されたお茶漬け風パスタの『高崎リングロード』と姉妹店です。
ホームページがありませんので、店舗情報を載せておきます。
・住 所 〒370-0042 高崎市貝沢町1274
・電話番号 027-361-3443
・営業時間 11時~14時30分(土日は11時30分から14時30分)
18時~21時30分
・定休日 月曜日
アルコバレーノ
2011年 第3回キングオブパスタ優勝店
窯焼きピッツァが食べられるお店です。
ランチが盛りだくさんでメニューが多いです。
結婚式の二次会でよく使われる店です。
・住 所 〒370-0043 群馬県高崎市高関町字北沖317-4
・電話番号 027-327-6678
・営業時間 11時30分~22時(金・土・祝日前日は23時まで)
・定休日 無休
アルコバレーノ店舗情報 ⇒ https://www.dan-b.com/arcobaleno/
Café&Restrant Gru(グルー)
2016年 第8回キングオブパスタ優勝店
マツコの知らない世界で画面に映った青い皿のとろろをかけたような白いパスタの店。
このパスタで優勝しています。
番組で紹介されたメニューについてはこちらの記事をご覧下さい。

・住 所 〒370-0826 群馬県高崎市連雀町106 大手前ビル1F
・電話番号 027-395-4342
・営業時間 11時30分~15時、17時30分~24時
・定休日 毎週日曜日
※ディナータイムはお一人様300円のテーブルチャージ料金がかかります※
最後に
高崎パスタは、とにかく量が多い事が一番の特徴です。
そして個性あるメニュー…
食べてみたいと思った方は、まずはシャンゴに行ってみる事をおすすめします。
ここで全ての事がわかるはずですから。